MARCHレベルの文系数学のおすすめ参考書をレベル別に紹介!

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MARCHレベルの文系数学の参考書をご紹介

MARCHレベルの文系数学の入試問題は、数学の問題の中では基礎より少し難しい標準的なレベルです。そのため、基礎固めをした後に適切な参考書で演習をしてから過去問に取り組むことをおすすめします。

そこで今回は、文系の数学演習をするために役立つ参考書をいくつかピックアップし、難易度別に比較しながらご紹介しました。自分のレベルにあった参考書を見つけるための参考になれば幸いです。

もっとも標準的な参考書は『文系数学入試の核心』

難易度や問題数が一番標準的な1冊として『文系数学入試の核心』をご紹介します。文系数学入試の演習ができる参考書はたくさん出ていますが、その中でも問題や解説の分かりやすさが丁度真ん中に位置しているのがこの参考書です。

実際の入試問題の過去問が100題掲載されていて、文系数学で頻出の分野であるベクトルや微積分、数列に関する問題が充実しているのが特徴です。2題ごとに1回分としてまとめられているので、1日に2題ずつ解いていけば2か月弱で一通りの演習を終えることができます。解説部分には図解が多く掲載されているので、解き方の流れがスムーズに理解できる点もこの参考書の特徴です。教科書レベルの数学の問題が一通り解けるようになった人は、『文系数学入試の核心』を使って問題演習をすることで、入試本番の問題を解くための実力が身につくでしょう。

応用が利くハイレベルな解法を学びたいなら『数学標準問題精講』か『1対1対応の演習』

数学が得意な人向けの問題集をご紹介します。『数学標準問題精講』または『1対1対応の演習』は、より難易度の高い問題が掲載されているため、数学を得点源にして差を付けたい人におすすめの教材です。

文系の数学入試問題集の中で最も難易度が高いのが『数学標準問題精講』で、1Aと2Bの教材が別々に出版されています。それぞれの問題数はおよそ100題ずつなので、問題量としては『文系数学入試の核心』のほぼ2倍です。問題のレベルは高いですが、その分解説も詳しく書かれているため、「標準レベルの入試問題は解けるけれど応用問題になると手が止まってしまう」という人が、1段階上のレベルを目指すために最適な問題集と言えます。

もう1冊の『1対1対応の演習』は、数1、数A、数2、数Bと単元ごとに各1冊の教材が出版されているシリーズです。こちらも問題の数自体は数学標準問題精講と同じくらいですが、解説の内容がハイレベルになっています。公式の導出が解説されていたり、別解が充実していたりするため、数学が苦手な人にとっては回りくどく感じてしまうかもしれませんが、この解法をマスターするとさらに難しい応用問題も解けるような実力が身につきます。

今回はMARCHレベルの対策教材としてご紹介していますが、さらに難易度の高い大学を目指す人にもおすすめの教材です。数学で点数を稼ぎたい文系の人は、標準問題精講1対1対応の演習に取り組んでみてください。

数学が苦手な人には『文系の数学実践力向上編』『文系の数学重要事項完全習得編』『合格!数学』

「標準レベルの入試問題を解くのはまだ難しい…」と感じる人には、『文系の数学実践力向上編』『文系の数学重要事項完全習得編』『合格!数学』の3冊のどれかがおすすめです。この3冊は、数学が苦手な人でも取り組みやすい難易度と解説の分かりやすさになっています。

解説が一番わかりやすいのは『合格!数学』です。『文系の数学実践力向上編』と『文系の数学重要事項完全習得編』の2冊は、問題の難易度はほとんど変わりません。ただし、解説については「実践力向上編」のほうが若干分かりやすくなっています。問題の難易度で比較すると、『文系の数学重要事項完全習得編』が一番やさしいので、MARCHの中でも比較的数学が簡単な青山学院大学を志望する人は、この1冊を丁寧に仕上げるだけで十分に対応できるでしょう。

関西のMARCHレベルの私立大学である「関関同立」の中では、関西学院を志望する人であれば「重要事項完全習得編」の1冊で対応できるレベルです。教科書レベルの問題を解き終わった後、さらに基礎を固めて入試問題を解くための準備をしたい人や、数学に苦手意識がある人はこの3冊の内どれかを選んで解くのがおすすめです。

また、解いていく中で基本的な公式や定理を忘れてしまっていたり、計算方法が分からないところが出てきたりした場合には、教科書の該当の単元を見直して知識を整理していくようにすると、苦手な問題を1つずつマスターできます。数学が苦手な方はこの方法で、解ける問題を丁寧に増やしていってください。

“合格!数学ⅡB”

まとめ

MARCHレベルの数学参考書をピックアップしてレベル別に紹介しました。大きく分けると標準、ハイレベル、基礎の3つのグループに分類できて、数学の得意不得意によって取り組むべき参考書が変わってきます。今回お伝えした内容を参考にして、自分のレベルにあった問題集を選び、入試問題に取り組むための応用力を身につけていってください。

なお、複数の問題集にあれこれ手を付けるよりも、1冊の問題集をしっかり解けるように仕上げる方が学習効果が高くなります。自分にあったレベルの問題集を見つけたら、まずはそこに載っている問題が一通り解けるようになるまで繰り返し学習するようにしましょう。

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